「電子書籍のサービスが終わっちゃったらもう読めなくなるの?」と心配になったことはありますか?
実は、電子書籍のサービスが終了することが時々あります。
そんなとき、買ったはずの漫画が読めなくなることもあるんです。
お気に入りの作品が突然読めなくなるなんて、悲しいですよね。
この記事では、電子書籍のサービスが終わったときにどうなるのか、そして、そのときにどうやって作品を守るかをわかりやすく説明します。
好きなマンガをずっと楽しめるように、知っておきましょう!
電子コミックサービスが終わるとマンガはどうなる?
まず、電子コミックサービスが終わったとき、買ったマンガがどうなるのかを見てみましょう。
本当に「買った」わけじゃない?
電子漫画を購入すると、当たり前ですが「マンガを買った」と思いますよね。
でも実は、サービスによってはマンガそのものを買ったわけではなくて、「読む権利」を買っているだけの場合があります。
だから、サービスが終わるとその権利もなくなって、もうマンガが読めなくなることがあるんです。
DRMってなに?
ほとんどの電子コミックには「DRM」という仕組みがついています。
これは、マンガを勝手にコピーしたり、無断で使ったりできないようにするためのものです。
でも、この仕組みがあると、サービスが終わったときに「DRM」のせいでマンガが読めなくなることがあります。
企業側も「DRM」の有無を明確にしていないこともあるのです。
電子コミックサービス終了に備える方法
次に、サービスが終わってもマンガが読めるようにするために、どうすればいいのかを見てみましょう。
DRMがないマンガを探す
「DRMフリー」と言われる、DRMがついていないマンガを選ぶことが一つの方法です。
DRMがないマンガは、サービスが終わっても、自分のパソコンやスマホに保存しておけば、いつでも読むことができます。
ただ、日本では、DRMフリーのマンガは少なく見つけるのがちょっと難しいかもしれません。
マンガをこまめにダウンロードしておく
サービスが終わる前に、買ったマンガをダウンロードしておくことも大切です。
もしサービスが終わっても、ダウンロードしておけばしばらくは読めることがあります。
ただし、さっき話した「DRM」があると、ダウンロードしても読めなくなることがあるので注意してくださいね。
信頼できる電子コミックサービスを選ぶ
どのサービスを使うかも大事です。ここでは、信頼できるサービスを選ぶポイントを紹介します。
大手のサービスを使う
Amazon Kindleや楽天Koboなど、大手企業が運営している電子コミックサービスは、突然終わることが少ないです。
これらのサービスなら、比較的安心してマンガを買うことができます。
- 楽天Kobo (楽天)
- ebookJapan(Yahoo!)
- Amazon Kindle (Amazon)
サービスが終わったらどうなるかを調べておく
どのサービスを使っても、終了するときにどう対応してくれるかは違います。
たとえば、他のサービスにマンガを引き継げる場合もあるので、運営サイト側がどう対応するかを事前に調べておくと安心です。
みんなの口コミをチェックする
サービスを選ぶときには、ほかの人の口コミやレビューを参考にしましょう。
人気があって、長く続いているサービスは、運営がしっかりしていることが多いです。
SNSや口コミサイトで、評判を確認するのもおすすめです。
Renta!は17周年、コミックシーモアも20周年と電子コミック業界では老舗ですね。
複数の電子サイトでマンガを買うメリット
お気に入りのマンガが読めなくなるリスクを減らすために、複数のサービスで同じマンガを買うのもいい方法です。
複数で買っておけば安心
たとえば、Amazon KindleとRenta!で同じマンガが買えるなら、両方で購入しておけば、どちらかのサービスが終わっても、もう片方で読めるので安心です。
少しお金がかかりますが、大切な作品を守るためには良い方法です。
紙のマンガも検討する
本当に大事なマンガなら、電子版だけでなく、紙の本も買っておくのもいい方法です。
紙の本なら、サービスがなくなってもずっと読めますし、コレクションとしての価値もあります。
限定版や特典付きのコミックなら、手元に置いておく喜びも感じられますよね。
特に独占配信のマンガで、サービスが終了すると完全に読めなくリスクが高いので紙書籍も購入しておくと良いでしょう。
電子コミックサービス終了が発表されたらどうする?
もし、使っている電子コミックサービスが終了すると発表されたら、焦らずに次のことをしましょう。
公式からの案内を確認する
まず、サービスが終了するときには、運営から詳しい説明が出ます。
その説明をよく読んで、どう対応すればいいのか確認しましょう。
移行できるかチェックする
終了するサービスが、他のプラットフォームに漫画を移せるかどうかを確認しましょう。
移行できるなら、早めに手続きをしておくと安心です。
ダウンロードを早めにする
サービスが終わる前に、早めにマンガをダウンロードしておきましょう。
終了日が近づくとダウンロードできなくなることがあるので、時間に余裕を持って対応することが大切です。
過去に電子書籍サービスを終了したサイトの対応
過去に電子書籍のサービスが終了した運営会社もありました。
その時の対応は次の通りです。
他のサイトに引き継げた
いくつかのサービスは、終了するときに、他の電子書籍サイトにマンガや本を引き継ぐことができました。
この場合、引き継ぎの手続きをしっかりしていれば、読めなくなる心配が少なくなります。
お金を返してくれた
サービスが終わってしまって、引き継ぎができない場合もありました。
このときは、返金するという対応があったサイトもあり、この方法で、使ったお金を戻してくれることもあったようです。
ダウンロードしておくように言われた
「サービスが終わる前に、買ったマンガや本を全部ダウンロードしておいて」と言われることもありました。
この場合、期限が決まっていて、その間にダウンロードしないと読めなくなることがあります。
ダウンロードしておけば、しばらくの間は自分のスマホやタブレットで読み続けることができました。
サービスが終わると聞いたら、どう対応するかを早めに確認して、しっかり準備しておくことが大事なんですね。
特典やポイントを配布してくれた
サービスが終了するとき、買った電子書籍が読めなくなってしまう代わりに、サイトから特別な「お詫び」の特典やポイントがもらえたこともありました。
サービス終了までの間、使い放題にした
あるサイトでは、サービスが終わる前に「終了するまでの期間、全ての本を読み放題にします」といった対応をしたこともあります。
この場合、サービス終了までにたくさんの本を楽しめるようにするための特別な措置です。
これもユーザーが少しでも楽しめるようにという心配りですね。
プリントアウトや保存方法を案内した
まれですが、電子書籍を「印刷できるようにする」といった対応をしたサービスもありました。
これによって、電子書籍を紙にプリントして保存しておくことができたり、他の方法での保存(例えば外部メモリなどへの保存)についての案内をしてくれることもあったようです。
電子コミックは印刷できる?
電子コミックは、通常のサービスでは印刷することはできません。
ほとんどの電子コミックには「DRM(デジタル著作権管理)」という仕組みが使われていて、これによってコピーや印刷が制限されています。
出版社や作家の作品が無断で広がらないように守るための仕組みです。
ただし、特別な場合や特定の形式で配信された電子書籍やマンガでは、印刷が許可されていることもありますが、これはとても少ないです。
もし印刷したい場合は、まずその電子書籍やコミックの利用規約をしっかり確認して、印刷が許可されているかどうかを確認する必要があります。
一般的には、印刷はできないものだと考えておくのが良いでしょう。
電子コミックはスクショできる?
電子コミックのスクリーンショット(スクショ)は、基本的にサービスによってルールが異なりますが、多くの電子書籍サービスではスクショを禁止しています。
これは、著作権を守るためで、勝手に画像をコピーして他の人に共有されないようにするためです。
一部の電子コミックアプリやサイトでは、スクショ機能が制限されている場合もあります。
たとえば、スクショを撮ろうとするとエラーメッセージが出て撮れなかったり、撮っても画像が真っ黒になるような仕組みが使われていることがあります。
ただし、スクショが完全に禁止されていないサービスもあるかもしれません。
例えば、個人で楽しむ範囲でのスクショ(他人に見せたり、SNSに載せたりしない場合)を許可しているところもあります。
しかし、SNSやブログでの共有はほぼすべてのサービスで禁止されています。
結局のところ、スクショをしていいかどうかはそのサービスの規約次第なので、利用する前に規約をよく確認することが大切です。
まとめ
電子書籍のサービスが終わると、買った漫画が読めなくなることがあり得ます。
でも、事前にしっかり対策をしておけば、そのリスクを減らすことができます。
バックアップを取ったり、複数のサービスでマンガを買ったりして、お気に入りの作品を守りましょう。
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