【アニメ】黄昏アウトフォーカス全話ネタバレ注意!感想~3組のカップルの行方は?~

黄昏アウトフォーカス感想・レビュー・全話ネタバレ注意 アニメ
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2024年夏に放送されたアニメ『黄昏アウトフォーカス』

青春BL作品としてのキラキラ感だけでなく、人間関係の機微や切なさを繊細に描いた珠玉のストーリーと大変人気のある作品です。

アニメ「黄昏アウトフォーカス」の全話を見終わった私が、感想やレビューをたっぷりお届けします。

*ネタバレをしている部分がありますので、ご注意ください。

黄昏アウトフォーカス あらすじ

男子校の寮で、不良で一匹狼の寿と同室になった真央。

「寿がゲイで彼氏がいる事を口外しない」

「寿は真央を恋愛対象とせず、手出しもしない」

「互いのオ〇ニーは邪魔しない」という3つの約束をし、お互い仲良くやってきた。

そんなある時、真央は所属する映画部の監督から、ゲイで不良で美形の主人公は寿にしたいと頼まれ!? 

まだ愛を知らず、大切な人への感情の正体に戸惑う――きらきら切ない青春恋愛譚。

引用元:ebookJapan公式サイト

黄昏アウトフォーカス 登場人物

黄昏アウトフォーカス
黄昏アウトフォーカス

黄昏アウトフォーカス 1話 感想(ネタバレ注意)

男子校の寮で、不良で一匹狼の寿と同室になった真央。

「寿がゲイで彼氏がいることを口外しない」

「寿は真央を恋愛対象とせず、手出しもしない」

「互いの自慰行為は邪魔しない」という3つの約束を交わし、ルームメイトとして仲良くやってきた。

高2の春、真央は映画部の活動でBLがテーマの映画を撮ることに。

監督から「主役は寿にしたい」と頼まれ、だんだんと寿から目が離せなくなっていき――!?

引用元:Amazonプライムビデオ

寿と真央は寮で同室の友達同士。

映画部の2年生が文化祭に出品する作品が「BL」をテーマにした題材に決定します。

監督の市川は、真央のルームメイトである寿に出演してほしいと考えていますが、真央にとってはちょっと複雑な状況です。

なぜなら、寿に同性の彼氏がいることを知っているから…。

そんなわけで、なかなか本人に話を切り出せずにいます。

1話のラストでは、真央が寿を恋愛対象として自覚するシーンがあり、これがまた印象的!

ドキッとするような演出で心を掴まれました。

全体を通して映像が本当に「キラキラ」していて、まさに青春の眩しさそのもの。

寿の色気を最大限に引き出すカメラアングルも素晴らしくて、思わず「美しい…」とため息が出てしまうほどです。

どこか影を抱えた寿に特別な感情を抱いていく真央。

その心情が、寿の仕草や表情とぴったりリンクしていて、繊細な想いが画面を通じてじんわり伝わってきました。


1話だけでもすごく引きこまれました展開! もうこの時点で、最後まで完走すると決めました。

黄昏アウトフォーカス 2話 感想(ネタバレ注意)

高校の映画部でBL映画を撮ることになった真央。

美形でゲイの不良という主役にルームメイトの寿が抜擢される。

制作準備で共に過ごすうち、真央は友情以上の感情を寿に抱き始めていると気づくが、「寿がゲイであることを口外しない」「寿は真央に手を出さない」という約束に心は甘く縛られていた。

いよいよクランクイン前夜、頬を腫らして寮に帰ってきた寿に、真央は思わず――

引用元:Amazonプライムビデオ

寿の過去が明らかになる2話。

寿は、昔から派手な見た目が災いし、誤解されやすい性格で、そこに救いの手を差し伸べてくれたのが担任の男性教師でした。

そこから先生と生徒の関係から恋愛関係へ発展します。

しかし、とっくに恋愛としての形を失っていた関係に気づきながらも、高校生になった今なお惰性で付き合いを続けていたのです。

そんな彼と別れる話になり、いつもなら「別れたくない」とすがっていた寿。

今回はこれまで抑えてきた怒りや複雑な感情が爆発、その結果、相手から手を挙げられてしまったのです。

頬を腫らして寮に戻ってきた寿。

寿は彼と別れたばかりでしたが、未練はなく、なぜか浮かんでくるのは真央がいる場所へ早く戻りたいという思いでした。

怪我をした寿の姿をみた真央は、寿への想いが抑えられず、「俺にしなよ」と伝えます。

寿も真央の想いに答えたいと2人はキスを交わしますが‥・。

寿の過去が明らかになるのですが、彼の寂しそうな表情は育った環境からくるものだったのかと分かります。

お付き合いをしていた学校の先生ですが、寿のことを本当に愛していたのかは微妙だなと…。

彼の逃げ場を提供しているようにも見えつつ、実際には自分の都合の良いように彼を扱っていたようにも感じられます。(あくまで個人的な解釈ですが)

その関係性は一見、寿を支えているようでありながら、実は彼をさらに縛り付けていたのではないかと考えさせられる部分がありました。

ふと、寿は先生と付き合っていた時は受け側だったのかな?と気になってしまった…(どうでもいいけど原作にはその描写があるのかな?)。

最初に決めた約束を破り、キスをしてしまった真央と寿のこれからがさらに気になる2話でした。

黄昏アウトフォーカス 3話 感想(ネタバレ注意)

2人で交わした「寿は真央を恋愛対象としない」という約束を破り、真央は寿に思いを告げる。

寿も彼氏と別れ、真央への感情に向き合おうと決心するが…!?

映画部の撮影当日、寿の演じるキスシーンに動揺した真央は転倒してしまう。

保健室に付き添ってくれた寿が構えるカメラの前、真央の隠しきれない本当の気持ちが溢れ出て――!

引用元:Amazonプライムビデオ

映画の撮影が進み、いよいよキスシーンの撮影日を迎えます。

真央は以前、寿に想いを告げましたが、自分から距離を置いてしまいました。

それ以来、2人の間には微妙な空気が流れています。

役柄とはいえ、寿が自分以外の人とキスをすると思うと心が乱れ、撮影に集中できません。

そして本番中、カメラのケーブルに足を引っかけてしまい、転倒してしまいます。

市川たちが慌てて真央に駆け寄る中、寿は真央をおぶって保健室へ…。

保健室で2人きりになり、ベッドに横になる真央は隠し顔を見せようとしません。

そんな真央に対し、寿は彼女の本音を引き出そうと、スマホのカメラを向けて撮影を始めます。

寿は、真央がカメラの前では嘘をつかないと感じていたのでしょう。

その予感は的中し、真央は素直に寿への気持ちを打ち明けます。

2人の間に漂っていたぎこちなさが、少しずつ溶けていく瞬間でした。

そして、第3話では2人が体を重ねるシーンがあります。

その際、寿が発する「真央」という一言が、切なさや愛おしさ、色気が入り混じった声で最高でした。

キスシーンの撮影を無事に終え、寿と真央の気持ちが前を向いている描写がすごくキラキラしていてよかったです。

黄昏アウトフォーカス 4話 感想(ネタバレ注意)

映画部の撮影がクランクアップを迎えた。

主役を務め上げた寿は、これからも真央に見ていてほしいから、演劇部に入りたいと語る。

思いを確かめ合った真央と寿は、夜、寮を抜け出して展望台に向かい――。

そして時は戻り、春。

映画部2年監督の市川義一は、3年生の部長に対抗心を燃やしていて…!?

引用元:Amazonプライムビデオ

無事に映画撮影が終わり、寿は演劇部に入ることを決めます。

理由は「真央に見ていてほしいから…」

一匹狼でとっつきにくい雰囲気だった寿が、自分の意志で前に進んでいきます。

お互いを見つめる熱っぽい視線がなんとも良い回です。

合わせて、市川と菊地原の物語も4話からスタートします。

エンディングの後に本編の続きが流れるので、お見逃しなく!

黄昏アウトフォーカス 5話 感想(ネタバレ注意)

映画部部長の3年、菊地原仁。

自信家で派手好き、監督・脚本・主演をすべて務める人気者の彼には、気になる後輩がいた。

2年生監督で、自他ともに認める映画バカの市川義一だ。

仁に対し、常にライバル心むき出しでつっかかってくる義一。

ある日、ケンカ寸前で揉み合ううち、2人は偶然キスしてしまい…!?

以来、何かと義一を意識してしまう仁だったが、なんと期間限定のルームメイトとして、寮に義一がやってきて――!?

引用元:Amazonプライムビデオ

5話からは、市川と菊地原の物語(残像スローモーション)が始まります。

3年も2年も、文化祭で上映する映画の撮影に熱心に取り組んでいました。

その中で、2年の市川義一と3年の菊地原仁は学年の映画部の監督を務めており、互いに罵り合うほどの犬猿の仲です。

そんな菊地原に、幼馴染の礼が「引退も近いんだから、市川と仲直りしたら?」と諭します。

ところがある日、偶然の出来事で菊地原と市川は寮の同室となり、菊地原は市川の素の一面を知ることになります。

礼からは「深入りするなよ」と釘を刺されるものの、菊地原は市川に対してつい世話を焼いてしまいます。

寮で見せる市川は素直で、映画部で見せる尖った態度とはまるで別人のよう。

菊地原は「もしかしたら和解できるかも」と感じますが、物事はそう簡単には進みません。

本当の市川は、学校で見せる敵意むき出しの姿なのか、それとも寮での素直な一面が素なのか…。

そんな疑問を抱えたまま迎えたある日、菊地原は思い切って市川に「お前に嫌われているのかと思った」と伝えます。

すると、市川から返ってきたのは意外にも「嫌ってない」という言葉でした。

その言葉と、市川が見せる不器用ながらも素直な姿に触れるうちに、菊地原は次第に彼を意識するようになっていきます。

市川の性格って良くも悪くも「誰にも媚びない」それが年上でも関係ないって感じなんですよね。

市川にとっては映画が生活の全てで、菊地原が撮る映画が「クソだから噛みついているだけ」なんです。

ただ、この「クソな映画」という言葉が「つまらない」とかそんな単純な理由ではなさそう。

市川が菊地原に伝えたいのはそんな単純な理由じゃなく、本心は違うところにある気がした5話でした。

黄昏アウトフォーカス 6話 感想(ネタバレ注意)

3年生の仁と、犬猿の仲である部活の後輩、市川義一との期間限定の同居生活が始まった。

寮の部屋で2人っきりになると意外にも素直な一面を見せる義一が気になり始め、仁は義一に向かう感情の変化を自覚する。

ところが、3年生部員が「辞めたい」と言い出したことをきっかけに、部活を巡って義一と言い争いになってしまい……!?

映画抜きでなら、この部屋で甘い空気で笑い合えるはずなのに――。

引用元:Amazonプライムビデオ

寮の同室となり、BL漫画を通じて、以前のような険悪な雰囲気が徐々に薄れてきた市川と菊地原。

そんな中、寮内で見せる市川の姿に、菊地原の中で「かわいい」という感情が芽生え始めます。

ある日、菊地原は思い切って市川に「お前、可愛いな」と素直に伝えます。

その言葉に、思わず照れる市川。

そんなある日、3年の戸部が映画部を辞めたいと言い出します。

菊地原は彼に寄り添い、何とか解決策を提案しようとしますが、そこに市川が割って入り、正論をぶつけます。

そんな市川の態度に菊地原も思わず声を荒げてしまうのです。

市川は、菊地原と一緒に過ごす中で、彼の本当の姿に気づいていました。

見た目はナルシストで自信家な目立ちたがり屋のように見える菊地原ですが、実は小心者で、誰よりも部員のことを気にかける優しい人間。

素晴らしい脚本を書くスキルやセンスを持ちながら、周りの意見を全て汲み取ろうとするあまり、自分の意思を押し殺してしまう性格だと理解していたのです。

そんな菊地原が、映画の話を避けるようになったことに市川は腹を立てますが、同時に寂しさも感じていました。

同じ部屋で過ごしていても、映画の話題になると背を向けて目を合わせようとしない菊地原。

苛立ちを募らせた市川は、無言で足を使って菊地原にちょっかいを出し始めます。

その挑発に反応した菊地原は振り向き、突然市川を押し倒します。

そして、真剣な目で彼を見つめながら、こう言うのです。

「もっとわがままでいい。時には強引でいいんだよな?」と以前市川が彼にぶつけた言葉をそのまま耳元で囁きます。

その言葉と共に、菊地原は自分の想いを行動で伝えるように、市川にキスを仕かけるのです。

ところが、その瞬間、思わぬ訪問者が部屋に現れ、結果として、それ以上先に進むことはありませんでした。

部屋にひとり残された市川は、ふと視線を床に落とし、菊地原のベッドの下に何かがあることに気づきます。

手を伸ばして取り出してみると、それは一枚の写真でした。

写真に映っていたのは、幼い頃の自分と…誰?

誰よりも監督しての菊地原の苦悩を理解している市川にグッときた6話でした。

「クソな映画を作っている」という菊地原に向けた言葉の本心は「あんなに素晴らしい脚本が書けるのに…どうして自分の我を通さないんだ」という意味だったと私は捉えました。

市川も少しずつ菊地原に気持ちが傾いている様子も可愛かったです。

ラストで見つけた2人の少年が写っている1枚の写真、2人は子供の頃に出会っていたんですね。

市川は写真を見ても隣に写っている男の子にはピンときていないようでしたが…。

1回目のキスは、完全に事故、2度目のキスは菊地原からのキス。

2人の気持ちは重なり合うのかなと続きが気になるラストでした。

黄昏アウトフォーカス 7話 感想(ネタバレ注意)

仁から「好きなんだ」と告げられ、流されそうになりながらも動揺する義一。

実は幼い過去、2人は映画を介して出会っていた。

義一の作品を見て、仁は映画のもつ熱に触れ――。

寮で隣り合って長い映画を観ながら、部活のこと、卒業後のことを語り合う穏やかな夜。

ついに義一は、仁に「本音が知りたい」と告げて…!?

引用元:Amazonプライムビデオ

子供向けのコンクールで、仁が子供の頃に見た市川の作品は、「静かで穏やかでキラキラした作品」でした。

市川は、幼い頃から自分の意志を貫く負けず嫌いな性格で、高校生になってもその性格は変わらず、そのまま「映画バカ」として成長したようです。

「あの時(子供の頃)から市川に夢中だったのかもね」と仁が市川に伝えると、彼から「昨日の仕返しだ」と言いながらキスをします。

キスをした後、市川は、映画のことや自分たちの関係について、逃げずにきちんと話をしてほしいと菊地原に伝えます。

市川もまた、菊地原の気持ちにしっかり向き合い、答えを出そう考えていたのです。

そして、菊地原からは「夜、映画を一緒に見ない?」と誘われます。

無言で映画を観る2人…、そして市川から「本音を聞きたい、菊地原の弱い部分を知りたい」と切り出します。

菊地原は「実家を継ぐために勉強しないと」と伝えた後、こう言います。

「俺は映画監督にはならないし、なれないよ」と…。

それに対し、市川が「映画は好き?」と尋ねると、菊地原は「好きだよ」と即答すると、市川は微笑みながら「知ってたよ。見てたら分かる」と言い、再びキスを交わします。

お互いの本音を伝え合った二人は、ついに心も体も深く結ばれます。

しかし、菊地原は一度も市川に「好き」と言われていないことを気にしていました。

また、市川が心ここにあらずといった様子で何かを考えていることも気がかりです。

菊地原はもうすぐ映画部を引退し、卒業してしまいます。

そして自分は寮を離れ、元の生活に戻るーその現実を市川は寂しく思っていました。

そんな市川に、菊地原は「大丈夫。愛があれば乗り越えられる」と伝えます。

しかし、市川は「具体案が何もない」と突っ込みながらも、「残りの時間、ゆっくり進んでいったらいいな」と本音を伝えます。

そして、ついに市川の口から「好き」という言葉を聞くことができたのでした。

二人の心が次第に近づき、本音をぶつけ合う場面が印象的な回です。

市川の「好き」という一言が聞けた瞬間の感動は、一緒に見守ってきた私にとっても待ち望んだものでした。

卒業間近の切ない気持ちと希望が入り混じる展開に、目が離せない回でしたね。

市川の照れ隠しが可愛くて、仁もそんな市川が可愛くて仕方がないのかななんて妄想しちゃいました。

それはそうと、市川ってすごい美人さんじゃないですか?

黄昏アウトフォーカス 8話 感想(ネタバレ注意)

季節外れの新入部員、吉乃詩音は恋に恋する1年生。

「彼氏を作るために映画部へ入部した」と宣言するも、引退後も居座っている元副部長の3年生、稲葉礼に「絶対彼氏できないよ」と言われ、激しく衝突してしまう。

ところが泣いていた詩音を慰めてくれたのをきっかけに、2人はいきなり「お付き合い」を始めることに!

喜びも束の間、映画部内での信頼が厚い礼は、実は“どクズ”で…!?

引用元:Amazonプライムビデオ

詩音は、礼とお付き合いを始めるものの、自分が憧れていた恋愛とはかけ離れていたものでした。

連絡しても一切返信なし、あげく礼には「自分の生活やペースを変えるつもりはない」と言われてしまいます。

礼の性格を熟知している映画部3年からも「礼はやめておけ!」と言われますが、意地になり「別れない!!」と宣言します。

詩音は、礼の顔がドタイプで、中学の友達にも彼氏ができたと嘘をついていたのでした。

ここから「宵々モノローグ」がスタート。

詩音は念願の彼氏ができたけど、想像していたラブラブ交際とはかけ離れていることに気を落とします。

例はこの時点では、付き合っているけど詩音も礼もお互いの事を「すごく好き」と言う感じではなさそうなんですよね。

とにかく詩音がキュルキュルなお目目で可愛いタイプなので、見ていて飽きないキャラクターです(笑)。

そんな彼に礼もだんだん惹かれていくのかな…?

黄昏アウトフォーカス 9話 感想(ネタバレ注意)

映画部元副部長の3年生・礼と「お付き合い」を始めた1年生の詩音。

一緒に登下校できる彼氏がいる幸せをかみしめるも、仁たち映画部の先輩が心配していた通り、だんだんと理想のお付き合いからはかけ離れた展開に…。

そんな時、ルームメイトで同じ映画部の桐斗とぶつかってしまった詩音。

落ち込む詩音に、礼は「俺の部屋、来る?」と声をかけて――!?

引用元:Amazonプライムビデオ

詩音が憧れていた「理想のお付き合い」にはほど遠い現実の中、映画部でミュージックビデオの撮影をすることになります。

詩音と同室の桐斗はその話を聞き、市川に「自分も撮影に参加させてほしい」と頼み込みます。

実は、この撮影では1年から数名がサポートメンバーとして選出されることになっており、詩音はすでにそのメンバーに選ばれていました。

しかし、それを知った詩音は桐斗に「その席を譲ってもいい」と、つい本人を前にして口走ってしまいます。

この発言に気分を害した桐斗は、怒りのまま部屋を出ていってしまうのです。

桐斗は、本当の詩音は一生懸命物事に取り組む性格で、周囲もまた彼の真面目さを評価していると知っていました。

それにもかかわらず、詩音が軽々しく譲ると言ったことに怒りを感じていたのです。

一方、詩音は桐斗に謝るタイミングをつかめず、寮にも戻れずに悩んでいました。

そんな中、礼が「部屋に来る?」と声をかけてきます。

礼の部屋に招かれた詩音は、2人きりの状況にドキドキしてしまいます。

しかし、礼は落ち着いた様子で「自分は夜通しPCで作業をするから、ベッドで寝ていいよ」と声をかけます。

部屋に2人っきりの状況だけど、礼は相変わらずな感じ…。

そのまま詩音は礼のベッドで眠ることにしたのです。

「何だかんだ礼って優しい人間なんだな」と知った回で、少しずつ気持ちが詩音に向いているのかなと思えた9話でした。

黄昏アウトフォーカス 10話 感想(ネタバレ注意)

詩音と「お付き合い」中の礼だが、ある疑念が生まれていた――

「もしかして、俺振られたんじゃない?」。

どうも詩音には避けられているようだし、幼馴染の仁には内緒で付き合っている相手がいて…。

変わっていく周囲に取り残されたようになるが、仁は礼こそが変化したと言う。

もう一度詩音に会ってちゃんと話がしたい――礼が全速力で向かった先は…!?

引用元:Amazonプライムビデオ

礼は、軽い気持ちで詩音と付き合い始めましたが、次第に詩音から明確に避けられるようになります。

詩音が桐斗と仲直りしたことが原因なのかと考えますが、「相手に愛想をつかされるのなんていつものこと」と、自分に言い聞かせます。

それでも、なぜか詩音のことが頭から離れません。

幼なじみの仁からも、「礼は変わるのが怖いだけ。でも大丈夫だよ」と励ましの言葉をかけられます。

その言葉をきっかけに、礼は自分の本当の気持ちに気づいたのでした。

映画の撮影をしていた詩音の元へ走り、「全然会えないから振られたのかと思った」と伝えます。

詩音からは、「ちゃんと好きになってほしいし、ちゃんと好きになりたい。もっとお互いを理解し合って、本当の恋人になりたい。そのために最高の映画を撮ったらまた告白します」と言われたのです。

礼はその言葉を受け、「他の男に取られたくない。だから、今、俺と付き合って。」とストレートに気持ちを伝えます。

詩音はその想いを受け入れ、気持ちの入った本当のお付き合いがスタート。

最初は不安だった詩音ですが、意外にも礼が甘える姿を見せるようになります。

そして、礼から「夜、俺の部屋に泊まりにくる?」と誘われ、部屋にいくことに。

夜、詩音が自分で書いていた詩を礼に見せます。

その詩には、強がりな自分の内面や、誰にも見せていなかった弱さが表現されていました。

礼はそんな詩音の姿を見て、「いつも一生懸命で、人に挨拶もできて、弱いところもあるけど、それでも魅力的だ」と伝えます。

そして、自分も詩音のように一生懸命になろうと心に誓うのでした。

物語のクライマックス、第10話では、礼と詩音がついに結ばれます。

礼は詩音と過ごす中で、少しずつ自分を変え、真剣に物事に取り組む姿勢を身につけていく姿が印象的でした。

2人はお互いを理解し合い、深い愛情で結ばれた真の恋人となった感無量な回でしたね。

礼が詩音に本気になって、好き好きオーラが出ているところが可愛くて悶えた10話でもありました。

黄昏アウトフォーカス 11話 感想(ネタバレ注意)

寮のルームメイトから親友に、そして恋人同士になった真央と寿。

文化祭が終わり、コンペ上映の結果が出た。

映画部と演劇部でそれぞれ部活に打ち込む2人だが、夏休みが終われば、本格的に進路を考える時期に。

少しずつ成長していく寿を応援したいのに、真央は寂しさのようなものも感じてしまい――。

そんな時、市川組で撮った映画がネットで話題になり…!?

引用元:Amazonプライムビデオ

それぞれ悩みや不安を抱えながらも前に進もうとする3組のカップル。

そんな中、文化祭では3年生の作品が見事1位に輝きました。

一匹狼だった寿が、仲間たちと笑顔で過ごす姿が目に留まります。

その光景に、真央は嬉しさを感じる一方で、どこか寂しさも覚えます。

「寿が演技に夢中になっているのを見ると、まるで寿を撮られたみたいな気分になる…」

いつも寿から与えられてばかりだと気づいた真央。

「もっと寿に与えられるような男になる!」そう強く誓ったのでした。

いよいよ物語も佳境に入り、寿と真央の物語も再び動き出します。

黄昏アウトフォーカス 12話 感想(ネタバレ注意)

文化祭のために真央たちが制作した映画がバズり、寿を主演にしたMV作成の依頼が映画部に舞い込む。

盛り上がる義一たちだが、寿は自信がないと出演を断ってしまう。

進路のこと、真央との将来のこと――不安を抱いている様子の寿に、何かしてあげたいと強く願った真央は、「学校をサボろう」と持ちかけて――。

運命は作れないけど、約束はできるから。

引用元:Amazonプライムビデオ

明らかに元気がない様子の寿。

PVのオファーを断ったと聞いた真央でしたが、その理由が分からず、胸に引っかかるものを感じていました。

ある日、真央は寿を誘い、学校をさぼって寮で映画を観ることにします。

ふたりきりの時間の中で、真央は寿に自分の想いを素直に打ち明けると寿も同じようなことを考えていたと知ります。

寿は、PVのオファーを断った理由を真央に打ち明けました。

「自信がないんだ」と、環境が変わることへの不安を正直に吐露します。

「自分は就職して、真央は進学する。ずっと同じ環境に居られるわけじゃない。それが怖い」と。

そんな寿の気持ちを受け止めた真央は、寿にそっと寄り添います。

そして、学校をさぼったその日をきっかけに、寿はPVのオファーを受ける決意をします。

PV撮影当日。

赤い糸に繋がれた風船が海に浮かぶシーンで、撮影は一発撮りという緊張感の中行われました。

演技をする寿をファインダー越しにのぞく真央は、「ずっと寿のことを撮り続けたい」と強く願います。

撮影が無事に終わった後、海を眺めながら、真央は静かに口を開きました。

「卒業したら一緒に住もう。」
「運命は作れないけど、約束ならできる。」ーふたりはそっと小指を絡ませ、固く約束を交わします。

エンドロール。

全話見終わっての感想

3組のカップルが登場するこの物語、とにかく内容がぎゅっと詰まった12話になっています。

それぞれのカップルの話が三者三様で、もう本当に良かったです。

どの話も心に刺さるシーンばかりで、見応えたっぷりでした。

進路についての悩みや迷い、不安なんかも丁寧に描かれていて、「あぁ、わかる~」って共感する人も多いんじゃないかなと思います。

私の青春時代はすっかり昔のことなんですけど、だからこそこの3組の恋模様にちょっと懐かしさを感じちゃいました(笑)。

新しい生活に向かっていく人、恋が始まった場所にとどまる人、それぞれの揺れる気持ちが画面越しにすごく伝わってきて、胸がキュッとなるシーンもありました。

それにしても、映像が本当にきれい!

シーンのキラキラ感が半端なくて、声優さんたちの演技も素晴らしく、すっかり物語に引き込まれました。

あっという間に終わってしまった感じでしたが、続編もぜひアニメ化してほしいなと思います!

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まとめ

黄昏アウトフォーカス」は、3組のカップルがそれぞれの想いと向き合いながら成長していく様子が描かれていて、どのカップルの物語にも感動と胸キュンが詰まっていました。

彼らの恋の行方や、悩みながらも前に進む姿が本当に素敵でした。

それぞれのカップルの成長と幸せを見届けたくなる作品で、どのエピソードも心に残るシーンばかり。

特にラストに向けて、彼らがどんな選択をして、どう幸せをつかんでいくのかに目が離せませんでした。

もしまだ「黄昏アウトフォーカス」を見ていない方がいれば、ぜひ心温まる恋愛物語に触れてほしいです。

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