【食事】子どもの好き嫌いが多すぎるのは親のせい?

【食事】子どもの好き嫌いが多すぎるのは親のせい? 一人っ子育児
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子どもの好き嫌いが多いと、食事のたびに親としても悩みが尽きませんよね。

我が子も好き嫌いが激しくて、「もしかして自分の育て方が悪いのかな…」と自分を責めてしまうこともありました。

でも、好き嫌いが多いのは親のせいだけではありませんし、必ずしも親の責任ではないのです。

この記事では、子どもの好き嫌いの原因や、親ができる具体的な対策、そして上手に食事を楽しむコツをご紹介します。

子どもの好き嫌いが多い理由は?

必ずしも以下の理由が、すべての子どもに当てはまるわけではありません。

ですが、子どもが特定の食べ物を嫌がるのには、成長過程や感覚の敏感さ、家庭での食習慣など、いくつかの理由があります。

ただのわがままと決めつけず、まずはその背景を知ることが大切です。

1. 味覚の発達段階

子どもの味覚は大人とは異なり、特に苦味や酸味にとても敏感です。

そのため、ピーマンやほうれん草といった緑の野菜や、苦味のある食材を嫌がるのは、実はごく自然なことなのです。

私自身も、子どもの頃は緑黄色野菜が大の苦手でした。

特に給食の時間がつらくて…。

当時は「給食を残してはいけません」という時代だったため、食べ終わるまで教室に残されることもしばしば。

あの時間は本当に苦痛でした。

こういった経験は、大人になってもずっと心に残ります。

食に対するネガティブな印象は、まさにこうした幼少期の記憶から作られてしまうものなんですよね。

2. 新しいものへの警戒心

子どもは、見たことのない食べ物に対して強い「警戒心」を持ちやすく、思わず口にするのを拒否してしまうことがあります。

これは、実は生き延びるための“本能的な反応”とも言われています。

よく考えてみれば、大人でも初めて見る料理や異国の食材に対しては、少し身構えてしまうことってありますよね。

私自身も、新しい食べ物に対しては好奇心より警戒心が勝つタイプ。

我が子も、おそらくその傾向を受け継いでいるのだと思います。

3. 食事の環境やタイミング

食事の雰囲気が緊張していたり、無理に食べさせようとすると、子どもはどんどん食事に対してネガティブな印象を持ってしまいます。

我が家でも、子どもが3歳くらいの頃に好き嫌いがあまりにも多く、思い切って栄養士さんに相談したことがありました。

そのときに返ってきた言葉が「食事は楽しければそれでいいですよ」という一言。

その言葉に、ふっと肩の力が抜けたのを覚えています。

野菜にこだわりすぎなくても、代わりになる栄養素は他の食材で補えるし、「楽しい食事の時間」が一番の栄養かもしれない―そう思えるようになった出来事でした。

4. 親の食習慣や関わり方

子どもに好き嫌いが多いのは、単なるわがままではありません。

成長過程で味覚や食感への敏感さが影響することもあれば、親の言動や家庭の食習慣が原因になっていることもあります。

たとえば、親自身が偏った食生活だったり、「食べなさい!」と否定的な声かけを繰り返していると、子どもは食事に対して苦手意識を持ってしまいます。

実際、我が家でも夫が子どもの偏食を責めるような言い方をしてしまい、結果的に私自身も責められているような気持ちになり、食事の時間がどんどんストレスになってしまったことがありました。

子どもの好き嫌いをなくしたいなら、まずは“責めないこと”から始めるのがとても大切です。

好き嫌いを減らすために親ができること

子どもの好き嫌いを減らすには、無理やり食べさせるのではなく、親の関わり方を少し工夫することが大切です。

「どうして食べられないの?」と責めるのではなく、「一口だけでも食べてみようか?」と優しく促すだけでも、子どもの気持ちは大きく変わります。

また、親自身が楽しそうに食事をしている姿を見せることも効果的です。

食卓は、家族の会話や安心感が育つ場所。

食べる楽しさを伝えることが、結果的に好き嫌いの克服につながることも少なくありません。

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1. 無理強いしない

子どもが食べ物を嫌がったときに、無理に食べさせようとすると、かえって食への苦手意識を強めてしまうことがあります。

「体にいいから」「残したらダメ」といった声かけは、子どもにとってプレッシャーになることも。

まずは、食べられない気持ちに寄り添ってあげることが大切です。

楽しく食卓を囲むことが、好き嫌い克服への第一歩。

無理強いではなく、小さなチャレンジを見守る姿勢がポイントです。

2. 食べる楽しさを伝える

好き嫌いを克服するうえで大切なのは、「食べること=楽しいこと」と感じてもらうことです。

家族で笑いながら食事をしたり、「おいしいね」と声をかけ合うだけでも、子どもの心に安心感が生まれます。

また、食材に興味を持ってもらうためには、一緒に料理をしたり、盛り付けを手伝ってもらうのも効果的。

自分で関わった料理には、不思議と「ちょっと食べてみようかな」という気持ちが芽生えるものです。

先日、うちの子どもが家庭科の授業で初めて「ほうれん草のおひたし」を作ってきました。

私は正直、「たぶん食べられないだろうな」と思っていたのですが、「しょうゆをかけて、かつお節と一緒にしたら食べられた!」と嬉しそうに話してくれて驚きました。

お友達と一緒に作る楽しさや、しょうゆをかけるといった工夫が、子どもの「食べてみよう」という気持ちにつながったのだと思います。

1つ1つの成功体験が好き嫌いを減らすにも大切なんだなと感じた出来事でした。

3. 少しずつ繰り返し挑戦する

一度嫌いでも、何度か繰り返し味わう機会を作ると、慣れて食べられるようになることがあります。

最初は一口だけでもOK。

無理に食べさせるのではなく、「今日はこれだけ食べられたね」と少しずつ成功体験を積み重ねることが大切です。

また、調理法や味付けを変えることで「前は食べられなかったのに、これはおいしい!」という発見につながることもあります。

4. モデルになる

親自身が好き嫌いなく、バランスよく食べる姿を見せることも大切です。

子どもは大人の真似をしたがるものなので、まずは親が楽しそうに食べている姿を見せることが、食への興味につながることもあります。

とはいえ、これは実際に試してみたのですが…我が家の子どもにはあまり効果がありませんでした(笑)。

ちなみに、夫は子どもの頃から好き嫌いがなく、何でもたくさん食べるタイプ。

一方で私は、小さい頃から好き嫌いが多く、小食なタイプだったので、子どもにもその傾向が少し似ているのかもしれません。

5. 好きな食材と組み合わせる

嫌いな食材でも、子どもの好きな味付けや、好物と一緒に調理することで、ぐっと食べやすくなります。

我が子は甘辛い味付けが好きなので、苦手な野菜を使うときは、なるべくその味にするよう工夫しています。

たまにですが、食後にフルーチェなどのデザートを用意して、食事のあとの楽しみを作るようにしています。

年齢が上がってくると、「ご褒美があるから頑張って食べよう」と思えることもあるようで、子どもが苦手そうなメニューの日は、デザートを準備することが多いです。

まとめ

子どもの好き嫌いが多いと、「これって私のせい…?」と悩んでしまうこともありますよね。

でも、味覚が敏感な子どもにとっては、苦手なものがあるのはごく自然なこと。

必ずしも親のせいとは限りません。

大事なのは、無理に食べさせようとせず、少しずつ“食べるって楽しい”と思える時間を増やしていくことです。

親も子も、完璧じゃなくてOK!

家族が笑顔でゆる〜く向き合っていけば、いつか「あれ?食べられた!」なんて日がくるかもしれません。

私自身も「好き嫌いが多い子ども」とゆるく向き合い中です。

気楽に、でもあたたかく、子どもと一緒に乗り越えていきましょう♪

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