今回は、子ども世代が知っておきたい、親と一緒に仏壇を小さくするメリットと切り出し方をご紹介します。
実は、仏壇の買い替えを親が元気なうちに相談するのは、決して失礼なことではありません。
むしろ、親の想いを聞きながら「これからの供養の形」を一緒に決めておくことは、将来の自分の負担を減らすだけでなく、親にとっても安心材料になります。
まずは、親と一緒に仏壇を小さくするべき3つの理由からチェックしていきましょう。
仏壇を小さくしたい!親と一緒に決めるべき3つの理由
多くの人が「仏壇のことは親が亡くなってから…」と考えがちですが、実は元気な今だからこそ動くべき理由が3つあります。
理由①:親の「本当の意思」を確認できる唯一のチャンス
亡くなってからでは、親が何を望んでいたのかは永遠に分かりません。
「豪華な仏壇で守ってほしい」のか、それとも「子供に負担をかけたくないからコンパクトにしてほしい」のか。
元気なうちに「これからの供養のカタチ」を一緒に相談して決めることは、親の意思を尊重する最高の「親孝行」になります。
理由②:「処分」ではなく「前向きなお引越し」にできる
親が亡くなった後に仏壇を処分するのは、どうしても「片付け」や「廃棄」という後ろめたい感覚がつきまといます。
しかし、親と一緒に新しいミニ仏壇を選ぶことは、「これからの暮らしに合わせた明るいお引越し」です。
一緒にカタログを見たり、実物を見に行ったりする時間は、親子のコミュニケーションを深める大切な機会になります。
理由③:親自身の「これからの参りやすさ」を優先できる
高齢になると、重い仏壇の扉を開け閉めしたり、正座をして手を合わせたりすることが身体の負担になる場合も多いものです。
リビングの棚の上など、親が普段過ごす場所に「椅子に座って手を合わせられる空間」を作ることは、親が無理なく先祖を敬い続けられる環境を整えることにも繋がります。
小さな仏壇に変えれば、お掃除も楽になり、管理の大変さからも解放されるでしょう。
仏壇を小さくしたい!親の角が立たない「切り出し方」のコツ3つ
親御さんに仏壇の買い替えを提案するのは勇気がいりますよね。
「早く死んでほしいのか」とか「先祖をないがしろにするのか」と誤解されるのが一番怖いところです。
しかし、親が元気なうちだからこそ、伝え方ひとつで買い替えを前向きなイベントに変えることができます。
親の自尊心を傷つけず、スムーズに「これからの供養」を相談するための3つのステップをご紹介します。
コツ①:「処分」ではなく「気遣い」の視点で伝える
「邪魔だから小さくしたい」と伝えてしまうと、親は自分の人生や先祖を否定された気持ちになります。
切り出し方のコツは、主語を親にすること。
「最近、お線香をあげる時に正座するのが大変そうだから、リビングの棚で楽に手を合わせられるようにしない?」
このように、親の体の負担を気遣う言葉として提案してみてください。
リビング小さな仏壇があれば、テレビを見ている時や食事の時など、常に家族の気配を感じる場所に故人がいられるということですよね。
ご高齢の方は、仏壇は、客間や仏間といった「普段使わない部屋」に置くという固定概念が強いです。
今は、「故人を近くに感じることができる」リビングに置く人も多いと伝えてあげるのも良いでしょう。
コツ②:「小さい仏壇」が生む安心感を具体的に共有する
大きな仏壇の周りは、どうしても物置になりがちで掃除も大変です。
「最近、地震も多いし、この大きな仏壇が倒れてきたりしたら心配だよ。」
「今は家具みたいなモダンで安全な仏壇も多いみたいだし、お母さんが楽にお手入れできるサイズにしてみない?一緒に新しいのを見に行ってみようよ。」
このように、買い替えによって親自身の暮らしがどう安全で快適になるかを具体的にイメージしてもらうことが大切です。
ここ最近は、地震が頻発していることもあり、「あの大きな仏壇が倒れてきたら」と想像するだけで怖くなってしまいますよね。
だからこそ、今安全対策をしておきたいという気持ちを伝えましょう。
コツ③:「一緒に選ぶ」というスタンスを貫く
勝手に決めるのではなく、あくまで「一緒に」を強調してください。
「最近はマンションのインテリアにも馴染む、素敵なミニ仏壇がたくさんあるみたい。今度、一緒にカタログを見てみない?」
このように、親が元気なうちに新しい祈りの場を決めてもらうという姿勢を見せることで、親も「自分が必要とされている」と感じ、前向きにこれからの供養を考えてくれるようになります。
今は、住まいの大きさにあわせて、仏壇の形も小さなものも多いです。
インテリアに馴染むように、ナチュラルなものからシンプルなものまでバリエーションも豊富なので、Amazonや楽天などのECサイトで一緒に探してみるのも良いでしょう。
お寺との付き合いがなくても安心!納得できる「仏壇の処分」
「親が元気なうちに買い替えたいけれど、お寺さんに叱られない?」
「ずっとお参りしていないから頼みづらい」。
そんな不安で手が止まってしまう方は少なくありません。
でも大丈夫です。
今の時代、これからの供養のカタチに合わせて、柔軟に対応してくれる窓口はたくさんあります。
① 「遺品整理業者」なら供養から回収までワンストップ
意外に知られていないのが、遺品整理業者の存在です。
彼らは「家じまい」のプロとして、数多くの仏壇を扱っています。
「親が元気なうちの生前整理」として依頼することも可能です。
大きな仏壇は、家から運び出すだけでもひと苦労なので、運ぶプロにお任せしても良いでしょう。
業者によっては、仏壇のお焚き上げもお願いできます。
見積もりは無料という業者も多いので、まずは見積もりだけでもしてみましょう。
② 「お坊さん手配サービス」で単発の依頼も可能
「お寺との付き合いはないけれど、最後だけはきちんとお経をあげてほしい」という場合は、ネットの僧侶派遣サービスを利用するのも手です。
定額で「その時だけ」の供養をお願いできるため、お布施の額に悩む必要もありません。
「仏壇を小さくしたいから魂抜きをお願いします」と、今の状況を正直に伝えれば、快く引き受けてくれるお坊さんが増えています。
③ 仏壇店での「買い替え引き取り」
新しくミニ仏壇を購入するなら、その仏壇店に引き取りの相談するのが1番です。
買い替えを条件に、古い仏壇の引き取りや供養の代行を行っている店舗も多いため、新旧の入れ替えがスムーズに進みます。
お付き合いのある仏壇店がある場合は、まず問い合わせをしてみましょう。
ネットで完結!どんな家にも馴染む「次世代のミニ仏壇」3選
「仏壇を小さくしたいけれど、どこで買えばいいの?」という方には、実はネット通販がおすすめです。
店舗に足を運ぶ負担がなく、親と一緒に画面を見ながら、マンションのインテリアや介護施設の個室にも馴染むデザインをじっくり選ぶことができるからです。
今のライフスタイルに合わせた、失敗しない買い替え候補をタイプ別にご紹介します。
① 【北欧風・モダン】リビングに溶け込む家具調タイプ
- こんな人におすすめ: 「いかにも仏壇」という雰囲気を出し、リビングのインテリアを崩したくない方。
- グッドポイント: シンプルでリビングに溶けこむデザイン
② 【ステージ型】究極の省スペース!オープンタイプ
箱型ではなく、土台の上に写真と位牌を置くシンプルな形です。
- こんな人におすすめ: 狭い棚の上や、寝室のサイドテーブルに置きたい方。
- グッドポイント: 圧迫感がなく、親御さんの枕元でも「いつも見守ってくれている」という安心感を与えられます。
③ 【安心セット】届いたその日からお参りできるフルセット
仏壇本体だけでなく、おりんや香炉など、必要な仏具がすべてセットになっています。
- こんな人におすすめ: 何を買い揃えればいいか分からず、一度に準備を済ませたい方。
- グッドポイント: 仏具のサイズが最初からぴったり合っているので、小さなスペースでも「火の扱い」などの安全性を確保しやすいです。
親と一緒に選ぶのがコツなので、まずは気になるものを『お気に入り』に入れておいて、あとで親御さんに見せてあげてくださいね。
仏壇を小さくしたい!まとめ
実家の仏壇を小さくしたいと思うことは、決してバチ当たりなことではありません。
むしろ、親が元気なうちに、今のあなたの暮らし(マンションや家族の状況)に合わせたこれからの供養をデザインすること。
それこそが、親も子も、そしてご先祖様も一番安心できる解決策になります。
まずは、親御さんと一緒に「最近の仏壇って、家具みたいでおしゃれなんだって」と、カタログを広げることから始めてみませんか?

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