「一人っ子ってさみしいのでは?」「兄弟がいた方がよかったかな…」そんなふうに感じたことがある方も多いのではないでしょうか。
私自身、一人っ子を育てる中で、周囲からいろいろな声を聞いてきました。
ですが、実際に育ててみて初めてわかること、見えてきた現実があります。
この記事では、一人っ子育児を実際に経験して感じたリアルなメリットとデメリットを正直にお伝えします。
一人っ子育児のデメリット|さみしさを感じる場面も
最初から一人っ子のデメリットなんてテンション下がりますよね…(ごめんなさい)。
あくまで私の主観なので、「それは違うかな~」「この部分は共感できる」などご自身が感じるままに読んでいただけると嬉しいです。
1. 遊び相手がいない
兄弟・姉妹がいれば、家の中でも自然と遊び相手ができるのに…と思うことは、正直ありました。
特に、長期休みや休日に子どもがひとりで暇そうにしている姿を見ると、胸が締めつけられるような思いになることもあります。
子どもがまだ小さい頃は、私もすごく気にしていて、おままごとやお絵かきなど、いろいろな遊びに積極的に付き合っていました。
本当は出不精で人付き合いも苦手なのに、児童館や公園にも無理をして通っていたのを思い出しますね。
でも、今振り返ってみると、「そこまで頑張らなくてもよかったのかも」と感じています。
子どもって、実はお母さんやお父さんと一緒にいられるだけで十分ハッピーなんですよね。
特別なことをしなくても、そばにいてくれるだけで心が満たされているのかもしれません。
結局のところ、私自身が「一人でいるのは楽しくない」「ひとりっ子はかわいそう」と、勝手に決めつけていただけだったのかもと…。
子どもが「今」を楽しんでいて笑顔がなるなら、それで充分。
大人の思い込みで、必要以上に心配しすぎないことも、一人っ子育児には大切なのだと感じています。
2. 社会性の心配
家族以外の子どもと接する機会が少ない分、人付き合いのルールや我慢を覚えるチャンスは、きょうだいのいる家庭に比べると限られてしまうかもしれません。
実際、我が家の子どもも、お菓子を分け合ったり、おもちゃを一緒に使ったりという経験は、きょうだいがいる子より少なかったかなと感じています。
でも、学校生活が始まると、お友達同士のちょっとしたケンカを目にしたり、自分が思いがけずトラブルに巻き込まれたりすることも出てきます。
そういった日常の中で、自然と人との距離感や我慢を覚えていくようになりました。
今では「きょうだいがいないから社会性が育たない」というのは、あくまでひとつの心配に過ぎず、実際には子ども自身が環境の中でちゃんと学んでいけるのだと実感しています。
3. 期待が集中してしまう
良くも悪くも、親の「希望」や「不安」がすべて1人の子どもに向かいやすいのが、一人っ子育児の難しさですよね。
「勉強も運動も、できれば全部頑張ってほしい」「友達関係もスムーズであってほしい」――そんなふうに、つい期待がふくらんでしまうことも(もうあるある!)。
でも、気づかないうちにそれがプレッシャーになっているかもしれないですよね。
だから私は、あえて「見て見ぬふり」をすることも大切だと思うようになりました。
完璧じゃなくていい。
うまくいかないことも、失敗も、子ども自身の成長にとって必要な過程なんですよね。
親が少し引いて見守ることで、子どもが自分で考え、乗り越える力を育てられると信じています。

一人っ子育児のメリット|実はこんなによかった!
一人っ子育児というと、「さみしい」「わがままになるのでは?」といったネガティブなイメージを持たれがちです。
でも、実際に育ててみると「これは一人っ子だからこそできたことだな」と感じる場面もたくさん!
ここでは、私が実際に体験して感じた「一人っ子育児のよかったところ」、つまり親も子も嬉しいメリットについてご紹介します。
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1. たっぷり愛情と時間を注げる
子どもが1人だからこそ、親の時間やエネルギーをしっかり注ぐことができ、心が通じ合う育児がしやすいと感じます。
たとえば、絵本を読む時間や、一緒にお出かけする時間、学校や友達の話をゆっくり聞く時間も、たっぷりありますよね。
子どもにとっても「ちゃんと見てもらえている」「話を聞いてもらえている」という安心感があり、親子の絆が深まりやすいのも一人っ子育児の大きな魅力です。
このような生活をしていると、子どものちょっとした表情の変化や言葉のトーンにも敏感になり、「なにかあったかな?」といち早く気づいてあげることができます。
小さな違和感に気づけることで、子どもが不安を抱えている時にも、早めに寄り添って対応できる。
それは一人っ子だからこそできる、丁寧な関わり方なのかもしれません。
2. 経済的に余裕が持てる
一人っ子の場合、兄弟姉妹で教育費や生活費を分け合う必要がないため、習い事や将来の学費にしっかり備えることができるのも大きなメリットです。
「ピアノを習わせてあげたい」「留学にも挑戦させたい」といった希望も、経済的に現実的になりやすく、親として選択肢の幅が広がります。
また、子ども自身にとっても「自分に投資してもらっている」という実感が持てるので、学びへの意欲にもつながることがあるかもしれません。

3. 精神的に落ち着いている
一人っ子は、普段から大人と接する機会が多いため、大人との会話に慣れていたり、落ち着いていたりする傾向があります。
親の話をしっかり聞いてくれたり、場の空気を読んで行動できたりと、年齢のわりに「大人びている」と感じる場面も多いかもしれません。
我が子も大人に囲まれて生活しているからか、大人との会話には慣れていますね。
私よりコミュニケーションが上手(笑)。
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一人っ子=かわいそうではない
「一人っ子はかわいそう」と言われることがありますが、それはあくまで昔ながらの先入観にすぎないと、私は感じています。
もちろん、きょうだいがいることで育まれる経験もあるでしょう。
でも、それと同じくらい、一人っ子だからこそ得られるものもたくさんあります。
親として本当に大切なのは、「きょうだいの有無」ではなく、わが子をよく見て、必要なサポートをしてあげることだと思うのです。
一人っ子でも、友達や大人との関係の中で、ちゃんと社会性は育っていきます。
実は、私の父方のいとこたちは全員一人っ子なのです。
ですが、一人っ子のマイナスなイメージは一つもなく、むしろ穏やかでみんな面倒見が良い!
結局のところ、一人っ子であるかどうかではなく、どんなふうに関わり、育てていくかが一番大切なのかなと感じています。
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まとめ|一人っ子育児は不安もあるけど、愛情次第で満たされる
一人っ子育児には、不安や孤独を感じることもありますが、それ以上に親子の絆が深まりやすい育児スタイルでもあります。
兄弟がいる・いないに関わらず、子どもの幸せは「今の家庭のあり方」で十分叶えられます。
「一人っ子でよかった」そう思える日が、きっと来るはず。
今の育児に自信をもって、一緒に歩んでいきましょう!
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